シコルスキー S-76 

 

激萌えスタイルの中型ビジネス機である。

このヘリコプターのカッチョ良さは誰もが認めるところと思う。イルカを思わせる流線型のキャビン、引き込み脚、すべてが萌え〜な条件を備えている。
一部RAH-66用のファンテイルや、MH-2000のフェネストロンを取り付けた実験機があるが、これがまたカッコ良かったりする。

この機体はUH-60ブラックホークで培った技術がふんだんに使われており、とくにローターはブラックホークのミニチュア版である。ヘリにしてはパイロットの省力化が図られており、一人で計器飛行が可能である。

性能的にも申し分なく、当然カテゴリーA運用が可能。オートパイロットはアルティチュードホールドやらアティチュードホールドやら何でもかんでも付いていて(笑)旅客機並みである。 これはコレクティブレバーのビープスイッチから操作できる優れものである。
ちなみにGPS-NAVデータとすべて連動されていて、「あ・そ・こ(はぁと」と打ち込むと、そこまでSIDもエンルートもなにもかにもやっちゃって勝手に連れて行ってくれる(笑)。

運動性能もいい。デモフライトの時、運輸省の役人からクレームが付いたほどだ(笑)。

パイロット以外の方にも嬉しいことがある。この機体はヘリにしては珍しく最初から民間ビジネス機として設計されたので居住性が良い。ヘリというのは耳栓がないとやってられないほど五月蠅いんだが、この機体の防音性は相当なモノである。

当然のごとくこれだけ贅を尽くした機体だから、機体価格はかなり高い。

そのため、人はこの機体を「空のロールスロイス」と言う。
しかしながら 代理店は「空のベンツですよ。」と言っている。ファンシーなだけじゃないぜ、と言っているのである。現に海上保安庁では荒海の中で人命救助用に使っている。操縦システムはホイスト(吊り上げ)作業員が操縦できる、これもブラックホークシリーズで採用されているあれである。

ちなみに上の話題。世界各国の警察、警備隊、軍隊なんかでもS76は活躍しているんだが、この場合は「空飛ぶロールスロイス」では、全くない!
それはその組織が単にブラックホークが買えないためで、つまりは「プアマンズ・ブラックホーク」なのだ


軍用機というのはオソロシイ・・・