もう超絶!激萌えスタイルなヘリである。過去にも未来にも、これ以上かっこいいヘリは存在し得ないと思われる(笑)
この機はベトナム戦争中、ガンシップ・ヘリの有効性に気付いた米陸軍が、専用設計の攻撃ヘリとして計画していたものである。ちなみに、AH-1はUH-1の流用設計機で、このAH-56が開発・配備されるまで待っていられないので、とりあえず「つなぎ」として急造したヘリである。
この攻撃ヘリ案には、なんと今までヘリなんか造ったこともない「スピードのロッキード」が担当した。高度の技術力をほこるロッキード社が生んだ世紀のヘリは、世界中のあらゆる関係者を驚愕させるのものであった。
まず、間接が無いリジットハブ、引込脚、回転砲塔に連動した回転ガナー席・・・・もりだくさんである。そして極めつけが、尾部に取り付けられた推進用プロペラに補助翼つきの固定翼、つまりはこの機体は純ヘリコプターではなく、コンパウンド・ヘリ(複合機)なのである。
ロッキードが威信をかけて開発しただけあり、その性能は目を見張るばかりで、特に速度は巡航388km/h、最高407km/h(!)で、上昇力なんか1025m/mimで、もはやふざけてるとしか思えないシロモノである。
とうぜん無間接ローターだから運動性能はとんでもなく良く、固定翼の曲技機などよりも余剰出力があったから、かなり大胆な機動が出来たものと思われる。
しかしながら、この機体、技術的に無理があったためか開発に難航し、試作機を空中分解(飛行中にローターがバラバラに吹き飛んだのだ)で失ってしまうなど紆余曲折を繰り返した結果、開発期間が長引き、結局、ヘリ戦術の変化という理由もあってか、膨大にふくれあがった開発費に押しつぶされる格好であえなくプロジェクト自体が沈没してしまった。
でも、Mun@geの予想としては、コンパウンド・ヘリを開発してるうちに「一体ナニをしたいのか、ワケわかんなくなってきたので自沈」が正解だと思う(爆笑)。
試作されたシャイアンは10機で、このうち飛行したのが8機であった。
結局、つなぎの応急ガンシップ機のAH−1が結構使えるヤツだったので、それに助けられたカタチだ。
ちなみにこのシャイアンの一番の問題点は回転するガナー席で、開発に携わった航空士がひどい乗り物酔いに悩まされたという逸話がある(笑)
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