ホバリングトルク

 

 


説明しよう!!(笑)

普通、空荷のヘリコプターのホバリングトルク(出力)は、パーセント表示であるなら、50%前後ぐらいである。もっとも、これはそのヘリの性能によって違ってくるが。

ところで、劇中のヘリはユンボをつり下げ、ほぼ限界に近い98%まで、トルクを使っている。このユンボを地上に置くには、多少ピッチ(トルク)を下げているものの、90〜95%ぐらいであるだろう。

ところでだ。賢明な皆さんならお気づきかもしれないが、物を置いた後のヘリは空荷、つまりホバリングに必要なトルクは50%ぐらいなのである。

でだ。物を置くときのトルクが90%だとした場合、実に40%ものトルクが余剰となる。なので、パイロットは吊り荷が地面についた瞬間、一気に空荷のホバ・トルクまでコレクティブレバー(ピッチ)を下げるのである。

これを怠ると、劇中のように40%の余剰出力で再浮上の憂き目となる。

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これをふまえると、ヘリ好きの皆さんにも、新しい「お楽しみ」が増える。9月前後になると、各地で防災訓練が催されるわけだが、その際の人気アトラクション(?)ヘリの空中消火で、以上のことを覚えておくといい。「水がまかれる=荷物が減る」訳であるから、消火になれてるベテランパイロットは、同一高度です〜っと何事もなく、シルキーに飛んでいくが、不慣れなパイロットは、ど〜っと高度が上がっていく。

是非、見学して論評してくださいまし(根暗)。