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なれない人が乗ったらどうなるんでしょ?
このシーンでは偵察・管制機のパイロット、バードドッグことクラーク大尉(ダニー・クローバー)がなかなかBAT21(ジーン・ハックマン)を救出できないことに痺れを切らして、自らヘリを操縦して助けに行くというシーンである。
質問は「このときのバードドッグの操縦はどんなもんか」という質問であったが、「全くもってこの様にになる」のであります。
おそらく、撮影に参加したパイロットが要望に応じてやったのだと思うが、よくわかってるパイロットである(笑)。
まず、Bell 212のローターマストは5°前に傾いているので、スティックを手前に引かないで離陸しようとすると、前に「がりがり、ずおおおお〜」っと滑りだす。むりやり浮き上がると今度は反トルクで右に回り始める。バードドッグが気づいて左ペダルを踏むと、テールローターが機体を右に押しはじめて、あわてて左にスティックをあてたら左にふっとんだ・・という、初心者お約束の一連の動作をやってるわけである。
ちなみに、バードドッグはかつてヘリを操縦したことがあるので、あれぐらいで済んでいるが、本物の初心者はもっともっと甚だしい(笑)
とびあがった後も、霧の中をふらふら機首をふりながら飛行しているが、あれもあんなふうにずーっとふらふらしてる人は少ないが、ヘリというのは固定翼に比べて視界がベラボーに広いので、軸線目標がとりにくくて機体のすべりや姿勢といったものがいまいちわかりにくい。ところでBell
204や212に初めて乗るヘリパイロットは視界が狭いので戸惑う。普通のヘリってものはいかに視界が広いかおわかりいただけるだろうか?
てなわけで、ヘリの操縦って手ごわいものなのである。ちなみに、ピストンエンジン機ではこれにスロットル操作が加わるから、もうお手上げなのだ。 |